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【憑依】最近よく転ぶようになった許嫁のエクソシスト先輩

Published: February 10th 2024, 10:00:05 am

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主人公:ちょっとだけ有名なエクソシストの家系。親が決めた許嫁の女の子(年上)がいる。クールで凛とした美人ではあるのだが、主人公はどちらかというとドジっ子とか可愛い系の女の子の方が好みなので、なんとも言えないモヤモヤがあった。悪霊が先輩の体を乗っ取っていることにすぐに気づいたが、本物の先輩よりも気が合うし見ていて微笑ましかったのでそのまま見守る。…気づいたら数年が経っていた。

先輩:眉目秀麗、文武両道のカッコいい系の乙女。主人公には自分にふさわしい人物になってもらいたいと考えており、本当は好意があるものの厳しめに接していた。親から非常に厳しく育てられたために、愛情の表現方法もイマイチ分かっていない。エクソシストとしての実力は折り紙付きだが、色情霊の除霊の際に隙を見せてカラダを乗っ取られてしまった。本人の魂は弾き出されてしまったが誰かが気づくと考え、成仏したふりをしつつ自分の体の周りを漂っていた。しかし、自分を跡取りとしてしか見ていない親は変化には気づかない。また、許嫁は気づいているようだが、色に溺れ現状を良しとしているようである。想い人とまぐわう自分のカラダを複雑な表情で眺めつつ、主人公が自分といる時よりも幸せそうであることにショックを受ける。現在は霊体のまま日本中を漂いつつ、手当たり次第に除霊を行う武者修行兼自分探しの旅をしている。

悪霊:エッチなことがしたかったけど、童貞のまま死んでしまった男。元々の喋り方も中性的であるが、エッチ中に気分が盛り上がると乱暴な言葉が出てくることがある。基本的には礼儀正しく変なところで真面目である。しかし、抜けているところもあるのでエクソシストの現場には向いておらず、現在はその美貌を生かして広報として活動するようになった。よく転ぶようになったのは、別に体に馴染んでいないとかではなく、根本的に運動音痴なためである。派手に転ぶ度に「ククク、まだ体が馴染んでいないな…」とかつぶやく所を主人公がニコニコ見守ったり、慌てて助けたりするのが一つの様式美になっている。

先輩の親:自分の娘には幸せになって欲しいと考えている。エクソシストの仕事に誇りを持っており、それ以外の仕事は霊力のない下賤の者たちが行うことだと考えている。そんな下々の者たちのようになって欲しくないと考え、娘には厳しく修行をつけ、やや強引に名家の男児と許嫁の約束を取り付けた。最近は許嫁との関係も上手くいっているようだし、やはり自分たちの教育は正しかったのだろう。娘が全く帰ってこなくなった家で、彼らはそう考えた。